私がレクチャーさせて頂くクラスは年齢層も幅広く、御身体の状態も皆様それぞれ。
肩や腰、それに膝の痛みのある方や、手術後間もない方、めまい、精神的にお疲れの方…千差万別です。
自分が苦労した経験がないと、人様のお心の内もお察しすることができないように、身体の痛みや辛さも経験がないとアドバイスできません。
私も過去に、めまい•過呼吸•酷い肩こりや腰痛•アトピー•精神的打撃による胸の痛みや鬱滞した心…などで苦しんだ経験はありますが、経験していないものは想像するだけでなく勉強も必要。
人の立場になって考えながら対処法を模索し、確証を得たものをお伝えするのは安易なことではなく、これがまた大変なエネルギーを要します。
ですから、続けて講座がある日には其れ相応の覚悟とエネルギーが要りますし、自分が滞って疲れている暇はありません。
何もしないと、この寒さとスケジュールで体はダウンしかねないところ、いつも多くの食材からパワーを戴いています。
今日、パワーチャージのポイント食材は…『蕪(かぶ)』(^o^)/
尊敬する同期生から「冷えを改善するもの」のリクエストがありました ので、それにも適うものです。
とろんとろんに煮ても美味しいのですが、今夜は三つめの講座がダンスクラスでしたので、茹で蛸のように上気していましたし、生でいただき酵素も欲しかったものですからサラダとして登場です♪
サラダは身体を冷やしますが、蕪なら冷やすまでいきません。
また、消化酵素のアミラーゼをたくさん含むので、胃腸の働きを助けます。
そのうえ氣を巡らせますから血流改善にも良いですし、上気したものをちょうど良くしてくれます。イライラ改善にも(*^^*)
もちろん温めていただくと効果絶大ですし、あんかけにするとホッカホカになるほどお腹を温めます。
お腹を温める=冷えた内臓を守るために末梢部分を冷やさなくてすむ ということです。
余計な味は付けずに、切った蕪とサッと茹でた蕪の葉を柚子の搾り汁と柚子の皮、赤紫蘇酢漬けの玉ねぎで和えました。
こういう時、切った蕪に塩をして出てきた水分を絞って除くのが大半でしょうけれど、みすみす栄養を絞って捨てるようなものです。
その工程は、家庭では不要です。
また、柚子も蕪と同じく胃腸を守ってくれますし、香りが心穏やかにしてくれます。
ついでに蕪の葉で菜飯です。
葉には、大根と同様にβカロテンとビタミンC、食物繊維が豊富に含まれますので新鮮なうちにいただきます。
ごま油で素早く炒めて塩をしたら白胡麻をパラパラ。
真っ白のご飯でも菜飯らしくて美味しいのですが、今日も赤米と黒米入りご飯です。
上がった氣を下ろしながらお腹を温める蕪…
今夜の私に必要な食材でした(*^^*)