10月27日から11月9日の二週間は読書週間。

だからなのか、いつもより書店が賑わっているように感じます。

私の手元に本がなかった時はなく、常に心躍る五冊ぐらいを時と場所を変えて進行。

乱読ではございません。 一冊入魂。

机に…ベッド横に…テーブル横に…鞄に…本棚に…

できることなら反芻動物のように紙をムシャムシャして咀嚼し、言葉一つ一つを『反芻』しながら自分の血肉にしていきたいほど。



同じ言葉を使っていても、表現する人によって心への響き方が全然違うので、人柄は文字に表れると実感。

温かさ、幅や奥行、深さ、柔らかさ……

昔では考えられないようなブログなどの発信も、人間自体が露呈されていると考えると身が縮まる思いです。

死ぬまでに人間を確立していくためにも、御縁あって出会えた本は、しっかりと心の栄養として吸収していきたいものです。



佐藤一斎の『言志四録』のうちの『言志後録』に
「学は自得するを貴ぶ。人徒らに目を以って字有るの書を読む。故に字に局して通透するを得ず。当に心を以って字無きの書を読むべし。すなわち洞して自得する有らん。」 という言葉があります。



数年前、苦しくてどうしようもない時期に、これを読んでまさにそうだと感じました。


「心を以って字無きの書を読むべし。」


眼光紙背を徹るほどに読み込み、行間に漂うものを感じ、そのすべてを自分の求めるべきものと重なり合わせていく…




まだまだ人間確立中ですが、食事や運動で身体を作りながら、書によって心を練り磨いていきたいと想う読書週間です。




難しいことは苦手よ…という方にも、本当の感謝とは何なのか、ハッと気づかせてもらえるような一冊をご紹介いたしますね。










































「 坂村 真民 一日一言 」    坂村真民=著     (致知出版社) 
    
  こちらです。




今年の誕生日に娘からプレゼントしてもらった一冊です。

是非、お手にとってご覧くださいね(*^^*)