レッスンでは、常に呼吸法を意識的に行っています。

『吐く時は、お腹を凹ませて』しっかりと横隔膜を動かしていただきます。

横隔膜は、自分の意思で動かせる随意筋ですから、しっかり動くようになれば、

いつでも出来ます。



丹田を意識しながらの腹式呼吸は、単なる健康法でなく、

人生の岐路に立って大きな決断を迫られた時

さぁ!これから始めるぞ〜!  という時

兜の緒を締める時

辛くて苦しい時

アクシデントなどの緊急時

今まさに正念場!という時など、いつでもやっています。



昔は、ストレスに押し潰されそうになり、過呼吸になったり、めまいが起きたり、胸腺の辺りがキュッと痛くなったり…

か弱い部分が多々ありましたが、その時の自分に教えてあげたいほどです。



先ずは不要なものを身体から出すように吐ききります。

吸う時は、清い気を取り入れるべく、横隔膜を下げながらどんどんお腹を膨らませ、少し支えてから細く長くゆっくり吐いていく…

すると、自律神経が調い副交感神経が優位になって心身がリラックスします。免疫力も高まります。

逆式の腹式呼吸もありますが、この順式がやりやすいかと思います。




呼吸は吐納ともいいます。

古い息を吐いて新しい息を身体に納める…という深い言葉。


この時に必要なことは、しっかりとヒップを締める!

うーん。。。

ヒップを締める ぐらいじゃだめですね。

私が宝塚の現役生ならば『すみれコード』というものに引っ掛かる言葉は控えますが、退団して24年。

イメージしやすいようにハッキリ申し上げましょう。

『肛門』を締めるのです!

すると必然的に丹田がしゃんとします。

腰が立ちます。



私のお腹がたるまない理由はこれかなと思います。

どなたがされても効果は出ます。

やるかやらないかは、ご自分の意思次第。

肛門を締めると、ストレスに対応出来る術が身につきます。 

腹が据わる。

肝が据わる。

胆力が養われる。

その上、贅肉がつきにくくなるなんて最強ではありませんか。

分かっていてもやらない方は、非常にもったいない過ごし方をされています。


エネルギーのフィルターのような丹田と肛門はペア。

『御用のない時は締めていてください』

『ヒップをカンカンに締めて!』

これは何度も講座中にお伝えし続けていることですが、

レッスンの時だけしか意識できないというのは、とても残念です。

日常生活に生かして頂いてなんぼ   だと思いますよ(*^^*)


この腹式呼吸の感覚で、四六時中お腹に緊張感をもたせるのです。

だけど、上半身の肩や胸はリラックス♬

『上虚下実』でどうぞ。


単に無駄な肉を無くしたい方、関節への負担を軽減したい方、胆力を養いたい方に絶対的な要諦です。